事情で
住む所を失い、
1ヶ月前から、
高齢ワンコと
猫さんと、
河川敷で
テント暮らし。
傍らに置かれた
キャリーケースが気になって、
テントの主に、
声をかけた猫ボラさん。
(猫捕りかもと心配になったらしい)
行政の人でも
そこまでしてくれないと
思うほど、
猫ボラさんの
手助けがあって、
今、
仲良しのワンコと
猫さんは、
それぞれ
ボランティア宅で、
安全に
保護されている。
この暑さ、
この大雨、
台風のような暴風雨。
猫ボラさんが手を
差し伸べでいなかったら、
この一家は、
どうなっていただろう。
仕事もここから、
通っていたそうだ。
テントで
寄り添って
帰りを待つ
ワンコと猫さん。
ペットを
いとも簡単に遺棄する人は
いくらでもいるが、
テントの主は、
この子たちを
手離したくないと
言ったそうだ。
誰と出会うかで、
事態が大きく
変わってしまうことは、
とても多い。
人と動物を取り巻く
様々な問題も同じくで、
多頭飼育崩壊の多くは、
我々の元に届く
ずっと前に、
SOSのサインが出ている。
その時どう動くかで、
その後の全てが
違ってくる。
あの糞尿に埋め尽くされた部屋や、
猫たちの死骸が積み重なった惨状は、
回避できたかもしれない。
ならば、
いかにいち早く問題を発見し、
的確な支援を投入できるか、
に尽きるのではないか。
離れ離れの
テントの主と
高齢ワンコと猫さん。
この家族が、
一日も早く安心して、
いっしょに暮らせるように、
願っている。